香典返しと年齢層による考え方
例えばこういう事例、離婚している義理の姉(嫁ぎ先のご主人の姉)が亡くなり、生活保護を受けている義母が葬式を取り仕切りました。経済的な理由から火葬のみで葬儀代は最低限度で市から出ていて実費は花代や火葬経など。
この時にこの女性のご実家のお母様は、予想外に2万円包んだようです。預かった香典を渡すと香典返しはしないという趣旨のようです。義母の親族関係ならお返しなしもわかりますが、金額も大きいし困っているとのこと。お返しを期待しているわけではないのですが、普通はやはりするのでは?
アドバイス:地域によっては香典返しを社会福祉への寄付でお返しに替えるという旨の礼状だけなどという場合もあります。そこでお返しをするしないの判断基準を当事者の年齢層で考えてみましょう。
両家のご両親の年代、60歳以上の方々の場合、お住まいの地域などにもよりますが、一般的にお香典のお返しは当たり前と考えます、さらにはその分を見越してのお香典の額をきめていらっしゃることがあると思います。大切な娘さんを嫁がせた親は娘さんの婚家先が常識的であることをあえて口に出さなくとも内心願うものではないでしょうか。何よりも娘が幸せであって欲しいと願っているはずです。ですからこそ、婚家先の不幸の折には、ちょっと頑張って多めの額を包んだりする傾向があります。
この事例では生活保護を受ける家に娘を嫁がせてしまった、娘夫婦は義母の経済的負担まで背負っていくのではないか、香典返しのゆとりも無いほどなんだろうか、と心配されるでしょう。無意識のうちにそういったことが原因で娘さんと実家の仲がしっくりいかなくなることがあるかもしれません。
そこでこの際ご自分で何かを買ってご実家にお持ちになればいいと思います。ご実家に対するお香典返しは数千円のことではありませんか。そのことをお義母さんにも話されれば良いでしょう。世の中そのようなことは往々にしてありますし角を立てないためということでいいと思います。
ご実家と義母様とが直接電話などで接することがありうるのでしたら、話のつじつまが合わないことが生じます。しかし事前にご実家のお母様に、娘を亡くされてお義母さまはちょっと頭の中が混乱状態みたい。というように間を取り持ってさしあげるのがいいのではないでしょうか。あるいは、義母が精神的ゆとりを欠いているので、香典返しの手はずは私がとりあえず代理で引き受けた、と香典返しをお渡しになる際ご実家にお話をなさればよいでしょう。それぞれの家への思いやりが解決策になるでしょう。





